幼児の場合、ひとつの回路が完成するのに、だいたい三ヶ月ほどかかります。この期間はくり返しくり返し教える時期です。早急に結果を期待せずに、子どもの成長速度にあわせ、くり返しくり返し入力します。
子供の脳の神経回路の髄鞘化は三歳で70パーセント終わるといわれています。
十歳では90パーセントが終わり、残りの10パーセントは一生かかって完成するようです。
前頭葉、側頭葉は二十歳でもまだ髄鞘化の途中です。このように神経回路によっては超スローで、長い期間かかって髄鞘化する回路もあります。
そして、次に大切なのが、
繰り返すこと!
子どもたちの行動をじっと観察していると、くり返されることにたいへんな興味を示すことがわかります。たとえば、「高い、高い」「いない、いない、バー」も、何回やってもキャッキャはしゃいで、「もっとやってくれ」とねだります。ここには自ずからリズムがありますが、子供はこのリズムを好みます。パターンといってもいいでしょう。
また、あなたが受験勉強でやったことを思い出してください。
そのとき、同じことを口の中でくり返しくり返し言わなかったでしょうか。
「コンスチチューションConstitutionー憲法、コンスチチューションー憲法、コンスチチューションー憲法・・・」
「1192年ー鎌倉幕府成立、1192年ー鎌倉幕府成立、1192年ー鎌倉幕府成立、1192年ー鎌倉幕府成立・・・」
といった具合です。覚えるためには翌日もその翌日も同じことをやりました。暗記にはくり返しが欠かせませんでした。
この「くり返し」こそが大切なことです。どんなに大切なことでも、一回こっきりで終わってしまってはパターン化されませんから、暗記されません。
子どもの場合、暗記しようと意図しているわけではありませんから、親の方で根気よくくり返すことが大切です。
おもしろがらせ、楽しませながら、くり返しくり返し見せたり聞かせたりすれば、自然に言葉もバイオリンもドッツカードも漢字も覚えてしまうのです。
画数の多い複雑な漢字も親の方で「これは子どもの手には負えないだろう」と判断しがちですが、やってみるとそうではなく、画数に関係なく子どもは”覚える”ものです。
「くり返し」こそは、脳の発達に欠かせないものなのです。
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