何でも物を投げてしまう時、イヤイヤ期がひどい時・・・
子育てコラム
「やめなさい」といっても赤ちゃんの頭のはすぐそれに従うようにはなっていないからです。
1歳から2歳の赤ちゃんは、親の言葉を正しく理解し、それに従って自分の行動を統御することがまだできません。
それなのにお母さんは、子供が言葉を理解するようになると、自分の言ってることが全部子供に理解されるものだと思ってしまい、理解しているのにそれが聞かないのは悪いことだ。と思ってしまいます。
こんな例があります。
1~2歳の赤ちゃんにボタンをしなさい、と言うと絶え間なくをし続ける傾向があるのを発見しました。つまりいったんある動作が始まるとそれを制止することができない傾向があるということです。
じゃあどうするか、このような動作をやめさせるには、別の動作の試練を与えるのが良いのです。
悪いことだからやめさせようと思うときは、それは悪いことだからやめなさいと言うよりも、他の良いことをさせるようにそちらに気を向かせることが大切です。
1歳から2歳の子供の子の習性に気づかず1歳なのにもう反抗的だとこぼされるお母さんはたくさんいます。
そんなお母さんは子供のこの頭の働きに気づかなくてはなりません。
成長していく子供に反抗期があるのは自然なことで、それは子供が今までの受け身一方の姿から、自我と言うものを作り始めた自己拡張への姿へのかわることです。
一方、うちの子供は言葉の理解力が高くて言って聞かせればわかるのでおとんど反抗期がありませんでした…といって喜ばれるお母さんがいますが実はこれは少し危険な状態です。
ある例で、反抗期があった子供たちは自主性の高い人格に育ったのに対し反抗期がなかった子供たちは多くが自主性や自発的にかける人格に育っていたのがわかりました。
反抗期がなかった子供は自分を主張する体力や精神力をかけていたか親の圧力が強すぎた場合が考えられます。
もちろん犯行が全て良いと言ってるわけではなく子供の主張をはいはいと受け入れてばかりでは我慢のできないわがままな子自分を抑えることのできない意思の弱い子を育てることになります。
子供が将来非行に走るかどうかは、1歳から2歳の子供への接し方にあると言われるようになってきました。
この時期母親から十分な愛情もらえないまま育ち、心身ともに愛情を理解しない子供が育ちます母親から十分な愛情を分けてもらえなかったために、他人に対しても愛情を注げないのです。
だから反抗期はとても大切な時期で必要なことなのです。